草津市 児童育成クラブ 分析ダッシュボード

令和8年4月1日現在 登録児童数に基づく分析

R8年度版
登録児童数(R8)
2,412
定員2,384に対し 101%
弾力後定員充足率
92%
弾力後定員 2,634人
待機児童数
16人
R7の2倍、R6比 +60%
辞退者数
234人
R6比 +143人(急増)
保留児童数
45人
希望施設に入れず
クラブ数合計
39
公設14 / 民設25
📈 利用決定者数はR6→R8で +235人(+10.8%)と継続増加。放課後児童対策の需要は拡大中。
⚠️ 辞退者がR6:91人→R8:234人と 2.6倍 に急増。空き枠152席が存在するにもかかわらず待機・保留が発生しており、地域ミスマッチが主因と考えられる。
⚠️ 定員充足率(弾力なし)がR8でついに 101% を超過。弾力運用への依存が常態化しており、施設整備・定員拡充の検討が急務。
学年別登録児童数(R8)
1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生
1年727人、2年737人、3年498人、4年316人、5年107人、6年27人

低学年(1〜2年生)で全体の60%を占める。高学年の利用率は低い。

ℹ️ 定員充足率(弾力なし)と弾力後充足率を比較。弾力後でも100%を超えているクラブは受入限界に達している。
クラブ別充足率(弾力後充足率の高い順)
定員充足率(弾力なし) 弾力後充足率
各クラブの充足率データ

赤点線 = 100%(定員超過ライン)。弾力後で100%超のクラブは実質的に受入余力なし。

ℹ️ 専用面積を3つの基準(登録者数・定員・弾力後定員)で割った値を比較できます。登録者数割りが実態に最も近く、定員割り・弾力後定員割りは計画上の余裕度を示します。国の運営指針の目安は 1.65㎡/人以上
表示する面積の基準:
公設(のびっ子) 民設
各クラブの面積データ

橙色点線 = 1.65㎡(国の目安)。登録者数で割った実態値で、この線を下回るクラブは環境改善が望ましい。

全クラブ 専用面積一覧表(3基準比較)
⚠️ 赤字は登録者数割りで 1.65㎡未満 のクラブ。黄字は定員割りでは基準を満たすが登録者数割りで下回るクラブ(弾力・超過受入の影響)。
クラブ名 種別 専用面積(㎡) ÷登録者数 ÷定員 ÷弾力後定員

※ 登録者数が定員・弾力後定員を超えているクラブは、÷登録者数の値が最も小さくなります。

公設(のびっ子 14館)vs 民設(25クラブ)
公設 平均定員
88人
弾力後 平均97人
民設 平均定員
48人
弾力後 平均53人
公設 弾力後充足率
92%
高需要・ほぼ満員
民設 弾力後充足率
78%
ばらつき大(27〜105%)
開所時間の分布
公設(のびっ子) 民設
公設:全14館が〜19:00。民設:4クラブが〜19:00、21クラブが〜20:00

民設の84%が20時まで対応。共働き世帯の延長保育需要を担っている。

平均指標比較
公設 民設
規模・充足率・面積などの比較
充足率が特に低い民設クラブ(弾力後50%以下)
⚠️ 以下のクラブは定員の半数以下しか埋まっていない。採算・継続性の観点から経営状況の把握が必要。
クラブ名弾力後定員登録数弾力後充足率1人あたり面積
KRM児童育成クラブ矢橋441227%6.76㎡
フレンズ441841%3.86㎡
KRM児童育成クラブ渋川441943%4.57㎡
Kid's&More南草津442250%3.22㎡
充足率が高い(弾力後95%超)クラブ
クラブ名種別弾力後定員登録数弾力後充足率
のびっ子志津2公設132132100%
のびっ子志津南公設110110100%
のびっ子草津公設6666100%
のびっ子老上西公設132132100%
のびっ子山田公設121121100%
のびっ子常盤公設9999100%
スポキッズ老上第二民設8888100%
スポキッズ玉川民設4444100%
KRM児童育成クラブ駒井沢民設774660%

スポキッズ玉川は弾力後定員と同数(100%)。KRM駒井沢は弾力後定員77人に対し46人(60%)で、旧データの誤りを修正。

利用決定者数・辞退者数・待機児童数の推移
利用決定者数 辞退者数 待機児童数
利用決定者:R6 2177→R7 2306→R8 2412。辞退:R6 91→R7 224→R8 234。待機:R6 10→R7 8→R8 16
📈 利用決定者数はR6→R8で +235人(+10.8%) と毎年増加。放課後保育の社会的需要は拡大基調にある。
⚠️ 辞退者数がR6:91人→R7:224人→R8:234人と 2.6倍 に急増。特にR6→R7での急騰(+146%)は異例で、制度変更・入会基準の変更・特定施設の受入制限など構造的要因の可能性がある。
⚠️ 待機児童はR7に一旦減少(10→8人)したが、R8で 16人 と倍増。空き枠152席があるにも関わらず待機が増加しており、希望施設への地域ミスマッチが固定化している可能性。
定員充足率・空き状況の推移
定員充足率(弾力なし) 空き状況(席数・右軸)
充足率:R6 96%→R7 98%→R8 101%。空き:R6 174→R7 167→R8 152

充足率は3年連続上昇し、R8でついに定員超過(101%)に到達。空き席数は年々減少している。

保留児童数(希望施設とのミスマッチ)の推移
保留:R6 55→R7 50→R8 45

保留児童数は微減傾向だが依然45人。マッチング改善策(学区間調整、民設への誘導)の効果は限定的。

保留児童数(合計)
45人
8学区で発生
同学区内の民設空き合計
134席
保留発生学区内の民設空き
ミスマッチ型学区
7学区
民設空きあり→保留発生
真の供給不足型
2学区
志津南・草津(民設も満員)
⚠️ ミスマッチ型7学区では民設に134席の空きがあるにもかかわらず42人が保留。空き席は保留数の3倍以上。
→「民設を増やせば保留が解消する」という論理は、これらの学区では成立しない。
⚠️ 老上西は保留13人と最多で、のびっ子老上西は満員。しかし同学区のKRM矢橋(空き32席・充足率27%)と博愛児童クラブが存在する。13人全員を受け入れられる空きがあるにもかかわらず保留が発生しており、最大のミスマッチ学区。
学区別 保留児童数 vs 同学区民設クラブの空き(弾力後)
保留児童数(人) 民設空き席数(弾力後)
志津:保留6・民設空き12、志津南:保留2・空き0、草津:保留1・空き0、大路:保留1・空き2、矢倉:保留4・空き22、老上:保留8・空き26、老上西:保留13・空き32、玉川:保留4・空き14、笠縫:保留6・空き26

渋川・南笠東・山田・笠縫東・常盤は保留ゼロのため省略。ガイドブック記載の学区対応に基づき修正。

課題類型別の分析
★ 誘導失敗型(6学区)
民設に空きがあるのに保留発生
志津(空12/保留6)
大路(空2/保留1)
矢倉(空32/保留4)
老上(空26/保留8)
玉川(空14/保留4)
笠縫(空31/保留6)
計:保留29人・民設空き117席
◆ 真の供給不足型(3学区)
学区の民設も満員
志津南(空0/保留2)
草津(空0/保留1)
← 施設整備が必要な学区
保留ゼロ・空きあり(5学区)
民設空きが機能している
笠縫東(空31)・渋川(空25)
南笠東・山田・常盤
笠縫東(KRM駒井沢)は空き31席でも保留ゼロ→誘導成功の参考例
保留発生学区の民設クラブ:空き席数と充足率(修正後)
空き席数(左軸) 弾力後充足率(右軸)
Global English志津:空10・76%、Kid's&More南草津:空22・50%、KRM矢橋:空32・27%、Kid's老上:空9・80%、KRM老上:空17・61%、Kid's玉川:空14・68%、フレンズ:空26・41%

KRM矢橋(老上西学区・充足率27%・空き32席)は保留13人の老上西学区に位置する。全員受け入れ可能な空きがあるにもかかわらず保留が発生しており、誘導の仕組み・情報提供・施設の認知度が問われる。

一般質問への活用:この分析から導かれる問い
  • 1
    老上西の保留13人へのKRM矢橋(空き32席)への誘導を試みたか
    老上西学区には充足率27%・空き32席のKRM矢橋が存在する。13人の保留児童全員を受け入れられる空きがあるにもかかわらず保留が発生している。市はKRM矢橋への誘導を行ったか。断った場合の理由は何か。
  • 2
    「民設増設で保留解消」という論理の根拠
    保留発生7学区すべてに民設の空きがある(合計134席)。既存の民設が選ばれていない原因を解消しないまま新規民設を追加しても、保留解消にはつながらないのではないか。市はこの点をどう考えるか。
  • 3
    志津南・草津(真の供給不足)への施設整備計画
    志津南・草津の2学区は民設も満員で真の供給不足。ただし志津南はKRM児童育成クラブ(無印)が両学区対応のため実質的空きがある可能性もある。正確な学区別空き状況を確認した上で、整備計画の有無を問う。
  • 4
    民設が選ばれない理由の把握と新規民設の質的基準
    KRM矢橋(充足率27%)・フレンズ(41%)・Kid's&More南草津(50%)など大量の空きを抱える民設が保留発生学区に存在する。市はこれらが選ばれない理由(学校外立地・活動内容・施設環境等)を把握しているか。その分析を新規民設の募集条件にどう反映させているか。
💬 以下は、本分析データをもとに草津市担当課へのヒアリング時に確認すべき重点事項です。
  • 1
    辞退者急増(特にR6→R7)の実態・要因
    辞退234人のうち、希望施設に入れなかった「消極的辞退」と自主辞退の内訳は?R6→R7に急増(91→224人)した背景に政策変更・入会基準の変更・特定施設の閉鎖等はあるか?辞退後の子どもの放課後の過ごし方(在宅・習い事等)は把握しているか?
  • 2
    地域ミスマッチ(空き152席 vs 待機16人・保留45人)の解消策
    志津南・常盤学区など需要超過学区に対して、隣接学区の民設クラブへの誘導を行っているか?誘導できない理由(送迎困難・学区縛り・保護者の認知不足等)は何か?学区をまたいだ入会を柔軟化する検討はあるか?
  • 3
    充足率の低い民設クラブの経営・継続リスク
    KRM矢橋(27%)・フレンズ(41%)・KRM渋川(43%)等は定員の半数以下。指定管理料の算定方式(定員ベース or 実績ベース)は?各クラブの継続意向・閉鎖リスクの把握状況は?閉鎖した場合の受入先確保策は?
  • 4
    弾力運用の限界と中期施設整備計画
    全体充足率がR8で定員超過(101%)に達した。スポキッズ玉川・KRM駒井沢は弾力後定員も超過中。今後の人口動態・児童数見通しを踏まえた施設拡充・新設の中期計画はあるか?のびっ子の増築・近隣民設との連携等は検討しているか?
  • 5
    1人あたり専用面積の管理基準と現状確認
    市として各クラブの1人あたり専用面積(国の目安:1.65㎡以上)の最低基準をどう設定・管理しているか?みんなの家第2にこに子(1.07㎡試算)など面積が狭いクラブへの対応方針は?登録数増加時の上限管理はどう行っているか?
  • 6
    公設(〜19:00)と民設(〜20:00)の開所時間格差への対応
    共働き世帯の増加に伴い、公設の19時閉所では対応できないニーズが民設に流れている。公設での時間延長(指定管理条件の変更等)を検討したことはあるか?民設20時対応クラブへの積極的誘導・補助強化等は?
  • 7
    令和7年1月改定「運営指針」への各クラブの実質的対応状況
    市は研修・指定管理者会を通じて周知しているが、「特色ある体験活動」の実施状況はクラブ間でどの程度差があるか?市の関与・評価の仕組みは?支援員の確保・定着・研修参加率に課題のあるクラブは把握しているか?
  • 8
    アンケートの参加率39%・満足度56%が低い保護者参加行事の扱い
    共働き世帯が多い中、バザー・クリスマス発表会等への参加を事実上求めることへの見直し論議はあるか?行事参加に代わる保護者関与の方法(オンライン参加・平日夜間開催等)を検討しているか?